再生医療 (PCP-FD)
再生医療とは?
再生医療は、傷ついた組織や臓器の機能を回復させる最先端の治療法です。細胞やタンパク質、人工材料を活用し、体が本来持つ治癒力を高めて健康な組織の再生を促します。
PRP(Platelet-Rich Plasma:多血小板血漿)療法は、血液を使った再生医療の一つです。血液から血小板を多く含む成分を取り出し、それを治療に活用します。この成分には、細胞の成長や組織の修復を助ける「成長因子」というタンパク質が豊富に含まれており、患部の回復を促進します。
図: PRP療法の一般分類
- PRP療法は、投与する薬液に含まれる細胞の種類や成長因子の濃度によって、いくつかの種類に分類されます:
- P-PRP(pure PRP): 血小板と白血球のみを含むPRP
- LP-PRP(leukocyte-poor PRP): 血小板と血漿と僅かな白血球を含むPRP
- LR-PRP(leukocyte-rich PRP): 血小板と血漿と十分量の白血球を含む(現在一般的なPRP)
- PFC(Platelet-Derived Factor Concentrate): 成長因子のみ高濃縮したPRP
- APS(Autologous Protein Solution): 血小板を高濃縮したPRP
PFCやAPSは「次世代PRP療法」と呼ばれ、一般的なPRP療法に比べて成長因子の濃度が2~5倍高く、より高い治療効果が期待できます。
当クリニックの「次世代PRP療法」の特徴
国内初!期待のPCP-FD(BCP エクソソーム)を採用
当クリニックでは、次世代PRPの一つとして「PCP-FD(BCPエクソソーム)」を採用しています。このエクソソームは、血球抽出物を血漿で濃縮・還元して調製したもので、全く新しい院内処方製剤として注目されています。
※BCP:Preparation of Blood Cell extract concentrated and reduced with Plasma
(1):当クリニックのPCP-FD(BCP エクソソーム):ポイント1
-自家細胞を利用する再生医療
PCP-FD(BCPエクソソーム)は、患者さん自身の血液を加工して作るため、拒絶反応やウイルス感染のリスクが低く、安全性の高い治療が可能です。
(2):当クリニックのPCP-FD(BCP エクソソーム):ポイント2
-血漿成分を利用する再生医療
- PCP-FD(BCPエクソソーム)は、血球だけでなく血漿に含まれる成長因子も濃縮して活用しています。
そのため、多種多様な成長因子を高濃度で利用でき、治療の質を高めることが期待されます。
- PCP-FD(BCPエクソソーム)は、従来のPRP療法に比べて成長因子の濃度が10~15倍高く、患部にしっかり作用するため、より高い効果が期待できます。
参照
https://yukaze-biomedical.co.jp
【参考】:PCP-FDを活用した他の療法(PRP)との優位性
グラフは、従来のPRP療法、他のクリニックが採用する次世代PRP、そして当クリニックのBCPエクソソームを活用した次世代PRP療法について、投与薬液中の成長因子濃度を比較したものです。
各薬剤の成長因子濃度
このグラフから、PCP-FD(BCPエクソソーム)に含まれる成長因子の濃度が特に高いことが確認できます。
なお、PDGF(Platelet-Derived Growth Factor:血小板由来成長因子) とは、血小板から放出される成長因子の一種で、細胞の増殖や組織の修復を促進する重要なタンパク質です。損傷した組織の修復や再生を助ける重要な成長因子として、再生医療分野で注目されています。
また、FGF(Fibroblast Growth Factor:線維芽細胞増殖因子) とは、細胞の成長や組織の修復を促進するタンパク質の一種で、創傷治癒や血管新生、コラーゲン生成を助ける重要な成長因子です。組織再生や皮膚の若返りに重要な成長因子として、再生医療分野で広く活用されています。
TGF(Transforming Growth Factor:トランスフォーミング成長因子) とは、細胞の増殖や分化、組織修復を調節する成長因子の一種です。主に TGF-α(TGFアルファ) と TGF-β(TGFベータ) の2種類があり、細胞の増殖や組織の修復に重要な役割を果たし、再生医療分野での活用が広がっています。
PCP-FD(BCPエクソソーム)と一般的なエクソソームとの違い
再生医療で使用されるエクソソームには、脂肪幹細胞由来エクソソーム、歯髄幹細胞由来エクソソーム、胎盤由来エクソソームなど、さまざまな種類があります。
これらは一般的に、ドナー(他人)から採取した細胞を培養し、その過程で分泌される培養上清液を利用して製造されます。しかし、その性質上、成長因子の濃度や種類が一定でないことや、ウイルス感染のリスクが懸念されることがあります。
一方、BCPエクソソームは、患者さんご自身の血液から作られるため、ウイルス感染のリスクが極めて低く、安全性に優れています。また、血球成分と血漿に含まれる多様な成長因子を高濃度で活用できるため、安定した効果が期待できます。
※当クリニックの調査では、一般的な幹細胞培養上清液由来のエクソソームに比べ、BCPエクソソームに含まれる成長因子の濃度は約10~100倍に達することが確認されています。
BCPエクソソーム(PCP-FD)の効果が期待される疾患
BCPエクソソームを活用した再生医療には、以下の疾患に対して症状の緩和が期待されています。
✔︎ 整形外科領域の慢性疼痛 (関節痛、手足のしびれ、肩こり、腰痛など)
→頚椎症、脊柱管狭窄症、変形性膝関節症など
✔︎ 帯状疱疹後疼痛
✔︎アトピー性皮膚炎
✔︎ 下肢閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)による潰瘍、疼痛
✔︎ 肌の傷の治りが遅い方
✔︎抗炎症作用
✔︎ 認知症予防
✔︎ アンチエイジング(細胞レベルの若返りを目指す全身治療)
→肌の若返りやハリの改善
✔︎ AGA治療
費用について
この治療は公的保険の対象ではありませんので、当院所定の施術料をお支払いいただきます。
- 治療費:自家BCP-エクソソーム(点鼻) 1回投与 298,000円(税込) →(キャンペーン価格)初回 199,000円, 2回目以降248,000円
- 他家エクソソーム(点鼻) 1回投与 49,800円(キャンペーン価格あり。担当医へお伺いしてください)
※上記価格は一例です。詳しい費用につきましては、医師またはスタッフにお尋ね下さい。
※治療後、患者様の個人的な事情及び金銭等に関する問題に関しては一切の責を負いかねますのでご了承ください。